深圳大学法学院教授 蔡元慶先生を招いて~法学部学術講演会開催~

  法学部主催の学術講演会が、7月14日(月)午後12時30分から開催され、学生や教職員約300名が参加した。講師には、中国の深圳大学法学院教授蔡元慶先生を招き、「中国ビジネス法の最前線」をテーマとして講演いただいた。

 2013年11月12日、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)において、「改革の全面的深化における若干の重大な問題に関する中共中央の決定」を公表したが、この「核心的な問題」は、政府と市場との関係を適切に処理し、資源配置における決定的な役割を市場に果たさせ、政府の役割を改めることにあるとされる。

 これに先立ち、深圳市では、2012年10月30日、深圳市第5期人民代表大会常務委員会第18回全体会議において、「深圳経済特区商業登記に関する若干規定」を公表し、2013年3月1日から実施されている。

 深圳市における「深圳経済特区商業登記」により、①「商業登記の目的を明確する」、②「営業許可部門と行政許可部門との関係を調整する」③「全国の商業登記立法に経験を提供する」ことが可能となり、この改革に基づいて、市政府としては、①「市場の役割を重視する」、②「自己管理を提唱する」、③「信用社会の構築に基礎を作る」というメッセージを発しするものとなっている。

 社会主義体制は、計画的な経済活動を推進することが目標とされていたはずであるから、経済活動に対して、政府は非常に大きな役割を果たすことが予定される制度となっている。この体制下において、「資源配置における決定的な役割を市場に果たさせる」ことは、どのような意味でどの程度可能であるのかについて、現在、大きな問題となっている。この問題に対する対応策として、「深圳経済特区商業登記」が設けられたが、この制度が今後どのような形で運用されるかについて、注視されなければならない。

 会場には、受講者の熱気がみなぎり、講演会終了後、講演内容に関して質問をする学生の姿も見られた。非常に有意義な学術講演会であった思われる。



◎法学部学術講演会での蔡元慶先生
蔡元慶先生講演会01 蔡元慶先生講演会02

◎講演内容PPT資料(下記のリンクからPowerPoint資料がご覧戴けます)
中国ビジネス法の最前線PPT資料


▷松山大学オフィシャルサイト記事へ 『中国ビジネス法の最前線』~法学部学術講演会