研究トピックス

髙橋 正 教授

髙橋 正 教授

 これまで約40年、裁判官、弁護士として法律実務に携わってきました。事実を認定して法律の視点から紛争を解明するという作業は、裁判官も弁護士も同じですが、立場が異なると事実の見方や考え方が異なります。真実は一つですが、紛争を招いた「真実」は、当事者以外の第三者には分かりません。時には、当事者にも分からないことがあります。当事者が各自で証拠を提出し合い、主張し合うことにより、その中から真実に近い「事実」を浮かび上がらせ、第三者である裁判官に判断を求めるという司法制度の中で、それぞれの立場から多面的な視点を持ち寄って紛争を解決するという方法や考え方を一緒に学んでいきたいと思います。


山内 進 教授

山内 進 教授

 時代の流れとそれに伴う法や制度の変化が速まっています。その一方で、人々が望むのは平和で安定した生活です。したがって、変化と安定をどう調和させていくかは現代の大きな課題です。この課題に明確な答えを出すのは難しいのですが、課題を意識し答えに向かって進むことは大切です。そのための基礎として必要なのは歴史的視点です。大きな流れを見据えつつ「いま」を考えることで、進んでいる方向を見定め、これに的確に対応することが可能となるからです。歴史を知ることで現在の法や制度に込められた「心」を考えることもできます。「比較制度史特論特講」などで、みなさんにそのような「考える力」を大いに鍛えてほしいと期待しています。