毎年、広島大学、愛媛大学および松山大学の刑事系ゼミでは、広島大学または松山大学を会場校として日頃行っている研究についての報告会を実施しているが、本年度は、松山大学を会場校として開催した。参加者は、3大学合計で70名を超えた。
第1日(9月8日)は、カルフールホールを会場とし、各大学がそれぞれ2テーマずつテーマを選択し、持ち時間(質疑応答を含めて)を30分として報告を行った。報告内容は、刑法の解釈論から刑事政策の政策論に及んだが、活発な質疑応答が行われたため、すべての報告において、持ち時間の30分を超えていた。
第2日(9月9日)は、8号館を会場とし、3グループに分かれ、ラウンドテーブル形式で議論を行った。議論の予定時間は、85分であったが、議論が白熱したため、予定の時間内で終わることができないグループもあった。ラウンドテーブル終了後、参加者全員が844番教室に集合した。各グループの代表者が議論の概要について説明を行った上で、質疑応答を行った。
今年度で3大学刑事法研究会は、8回を迎えた。年々報告内容及び質疑応答の質が向上していると思われるが、日頃別の大学で学習している者が一堂に会して研究報告を行うことの意義を実感できる研究会になっている。