「成績確認申立書」に寄せて~論語縦横談(4)~

松山大学法学部教授 銭 偉栄(セン ヨシハル)  学期末の成績発表後、学生から「成績評価に対する確認申立書」を提出されることは、しばしばあります。私の場合も例外ではありません。もっとも、その内容の多くは「自分はこうこうと […]

JR特急料金の払い戻し(その2)

松山大学法学部教授 渡辺 幹典  前回の「法学部教員からのお便り」で、私はJRとの「旅客運送契約」を取り上げました。その中で、JRの特急の到着が2時間以上遅れた場合、JRは特急料金を払い戻してくれることをお話ししましたが […]

スポーツクライミングについて

松山大学法学部講師 吉川 直輝  大学一年生の頃から趣味でスポーツクライミングを続けています。スポーツクライミングは人工壁を登るスポーツで、オリンピック東京2020大会で初めて実施されました。続くパリ2024大会でも引き […]

悪法もまた法なり:奈良のシカの保護をめぐって

松山大学法学部教授 銭 偉栄(セン ヨシハル)  奈良の名物といえば、「大仏」と「鹿」が挙げられます。  最近、ある女性政治家が演説で「奈良のシカを足で蹴り上げるとんでもない外国人観光客がいる」と発言したことがきっかけで […]

きみならどう説明する?

松山大学法学部准教授 山川秀道  「きみは『右』を説明しろと言われたら、どう(説明)する?」《(説明)は山川が挿入。》   この問いかけは、国語辞書の編集に携わる人々の物語を描いた『舟を編む』(三浦しをん著、光文社)とい […]

法を執行する者はその法を知れ

松山大学法学部教授 銭 偉栄(セン ヨシハル)  2026年4月から、自転車の交通違反に対して反則金の納付を求めることができる交通反則切符(青切符)制度が導入される予定であることは、周知のとおりです。走行中にスマートフォ […]

刑事立法について

松山大学法学部教授 明照博章 はじめに  近時、性犯罪に関する刑法改正や特別刑法の制定がなされています。2023(令和5)年にも、大掛かりな性犯罪関連立法があり、刑法改正と特別刑法制定という対応がなされました。つまり「刑 […]

パラリーガルという仕事

松山大学法学部教授 村田毅之  最近、ゼミの2年生からパラリーガルに関する質問がありました。パラリーガル(paralegal)とは、「弁護士の監督の下で法律業務を遂行する者」を意味し、資格を有しないが弁護士に準じた仕事に […]

体感治安 その3

松山大学法学部准教授 松田龍彦  体感治安の話の続きです。  「何か状況が悪くなった」「良くなった」と感じるときは、どんな時でしょう。・身の回りの物を無くした/見つけた。・身の回りで何か揉め事が起こった/解決した。・直接 […]

卒業式の日と春分の日

松山大学法学部教授 王 原生  卒業式の日の翌日は国民の祝日「春分の日」。大学のキャンパスは、前日の賑やかさから一転し静けさに包まれていた。少し寂しさを感じていたとき、研究室のドアをノックする音が響いた。警察官になったゼ […]

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