今年の夏も、学生有志と一緒に岩手に行ってきました。目的は一関市
事の発端は愛媛大学・松山大学連携事業でした。学生をメインとする若者有志の企画・運営により、地域の方々と一緒にアートやデザインについて学ぶ「場」を創出する、というプログラムを提案して、両大学から2014年から2年間の助成を受け、SENSEというグループで活動をしてきました。
水の力を借りて、小型ワゴン車サイズの精緻なからくり装置=「ミル」を動かし、生身の人間と共に音楽を奏でるという「音楽水車プロジェクト」を見つけ出したのは、学生企画スタッフのひとりでした。彼女は、内子町石畳地区(人口300人ほどの山里です)に住民の手で復元されている「水車」とアートとのコラボ企画をと考えたのです。
私達の突然の提案にもかかわらず、石畳の皆さんは長年の地域おこし活動の経験を活かし、私達をサポートして下さいました。そして2016年2月、「ミル」の制作者である「岩手・
こうして実現した「音楽水車プロジェクトin内子町石畳」。当日は悪天候に見舞われましたが、苛酷(?)な体験を通じて絆が生まれました。
同年9月の「とびがもり音楽水車祭」には、SENSEチームに加えて石畳からも3名の方々が参加。
一時は不要論さえも出たという「飛ケ森キャンプ場」。「とびがもり水車音楽祭」は、その活用方法を住民と行政の方々が協働で考える中から生まれたものといいます。多様な人々をつなぐアート―その力を借りつつ、今後も交流を続けていきます。
音楽水車プロジェクト URL: https://www.facebook.com/MusicSuisha/
学生団体SENSE URL: https://www.facebook.com/SENSE-matsuyama-be-School-772790876087596/