松山大学法学部では地域に教養の場を提供するため、不定期に法学部学術講演会を実施しています。今回は行政に長く携わってこられた松山刑務所長の髙野 洋一氏を講師にお招きします。
改正法が先の国会を通過したことにより、明治以来の身柄拘束刑である「懲役」と「禁錮」は一本化されることが確定しました。もっとも、このニュース自体は広まったものの、法改正の狙いはなにか、また、刑務所の実務はどう変化しようとしているのかについての報道は極めて僅少でした。
そこで、髙野氏には、今後の刑務所のあり方などの展望をうかがうとともに、その方針が市民社会、特に社会復帰する「元受刑者」と社会との相互作用にどのような影響を与えるかを考察する機会を設けることによって、単なる行政主導の制度改革の評価にとどまらず、社会が主体的に行刑というものを考える機会としたいと考えております。
一般公開していますので、関心のある方はどなたでも参加できます(入場無料)。なお、駐車場は準備しておりませんので、公共の交通機関か近隣の有料駐車場をご利用ください。
【法学部学術講演会】
テーマ: 「刑務所はどう変わるか -拘禁刑創設後の刑務所と社会復帰-」
日 時:2022年10月10日(月曜日) 14時15分~15時45分
場 所:松山大学8号館 820番教室
講 師:髙野 洋一氏 (松山刑務所長)
参加者:学生・教職員・一般の方
【本件に関する問い合わせ先】
教務部教務課 法学部担当 089-926-7137