憲法学の「Sense(感覚)」
松山大学法学部准教授 牧本 公明
「考えるな、感じるんだ」 この言葉は映画の中である俳優が発した有名な台詞の邦訳である。元となる英語の台詞は“Don’t think. Feel.”というもので少年に武術の稽古をつける場面において発せられたものだ。この […]
松山大学法学部准教授 牧本 公明
「考えるな、感じるんだ」 この言葉は映画の中である俳優が発した有名な台詞の邦訳である。元となる英語の台詞は“Don’t think. Feel.”というもので少年に武術の稽古をつける場面において発せられたものだ。この […]
松山大学法学部教授 古屋 壮一
この夏、羽田空港に着いた私は学生とともに、桜田門前の法務省を見学した後、地下鉄で護国寺へと移動し、梅(うめ)謙次郎(けんじろう)法典調査会民法起草委員の墓石の前に立った。1890(明治23)年に公布された、ボアソナード […]
松山大学法学部教授 銭 偉栄
1789年のフランス人権宣言(17条)が所有権を神聖不可侵の権利と宣言して以来、所有権の絶対性は、近代私法の基本原理の1つとして確立された(憲法29条や民法206条参照)。しかしその後、この原則を制限する法理も生まれた […]
松山大学法学部教授 妹尾克敏
あなたの日頃の情報源は、この3つの中に入っていますか?まさか、NHKテレビや朝日、毎日、読売新聞などではないでしょうね。大学の法学部は、社会生活と密接に関わる法学(法律学と政治学)という学問を学ぶところですので、社会生 […]
松山大学法学部准教授 倉澤生雄
18歳から選挙権の行使を可能にする公職選挙法改正案が、今、国会に提出されている。改正法が可決・成立すると、来年夏の参議院選挙から18歳以上の国民は投票できるようになるという。この記事を読んでいる高校生の中には、選挙権の […]
先日、沖縄で開かれた日本行政学会へ行ってきました。 学会は、最新の研究動向に触れ、全国の「同志」との情報・意見交換も出来る貴重な機会です。そしてまた開催地の歴史や文化や風土に触れることも重要な学びであり、楽しみのひと […]
松山大学法学部教授 王 原生
世間では一般に、法は厳格な存在であり、法的論理は不変であり、法的結論は融通が利かない、という硬いイメージがある。しかし、法は人のこころ(心理・感情)により左右される一面もある。なぜなら、人にはこころがあるからだ。法を作 […]
2005(平成17)年7月26日、それまで商法典の第2編に置かれていた会社法が分離されて単独の会社法典となった。旧商法典の条文は第1条から第851条まであり、そのうち第2編(会社法)は第52条から第500条で、全体の過 […]
松山大学法学部准教授 今村 暢好
今年は、私の指導するゼミから2名の法科大学院進学者が出たので、ここで法科大学院の話をさせて戴きたいと思います。 このページをご覧になっている高校生の皆さんは、どんな職業を目指して法学部に興味をお持ちでしょうか? 公務 […]
私は法学部で政治外交史Iという科目を担当しています。具体的には「日本近現代史」なのですが、そう聞くと皆さんは「あぁ、暗記科目かぁ」と思われるかもしれません。たしかに中学や高校で、地歴と公民は「暗記科目」と呼ばれています […]