アルバイト先の予備校がつぶれて賃金が支払われなかったときの話

松山大学法学部教授 村田 毅之

 私は、青森の高校を卒業後、めでたく明治大学政経学部経済学科に入学し、前期試験が終わるまでは、真面目に勉強しました。夏休みにはお金を稼ごうと、学生課で紹介を受けた予備校のアルバイトをしました。仕事は、夏休みに、実家のある […]

過去/現在/未来

松山大学法学部教授 明照 博章

 現在の関係性(状況)は、歴史的に作られたものです。そして、必然的な感じもします。  一方で、「歴史に必然はない。必然性があるように『みえている』だけである」という主張があります。これには、説得力があり(個人的には)、こ […]

国際連合の役割

松山大学法学部准教授 宮下 雄一郎

 高校生の皆様、世界史や政治・経済の授業で日本の国境の外の世界について学ぶ機会があるのではないでしょうか。なぜ私たちは自国のみならず自国の外にも目を向けなければならないのでしょうか。  「自国の外」というと「外国」を思い […]

民事判例事件現場めぐり② ~信玄公旗掛松事件~

松山大学法学部教授 銭 偉栄

 大正時代、鉄道の主役はまだ蒸気機関車だった。国家戦略上重要な役割を果たす蒸気機関車ではあったが、走りながら火の粉や煤煙をまき散らし、鉄道沿線の住民生活や自然環境への負担は大きい。「信玄公旗掛松事件」がそれを象徴する事例 […]

『大人の世界』と『大人のりくつ』

松山大学法学部教授 妹尾 克敏

 よく耳にする言葉のひとつに、「大人の世界」とか「大人のりくつ」というものがありますが、その実態はいまひとつわからないままです。たしかに我が国には、「少年法」なる法律が厳然と存在し、同法第2条第1項では「この法律で「少年 […]

最近の企業事件

松山大学法学部准教授 内海 淳一

 昨今、世間を騒がす企業ニュースが数多く耳に飛び込んでくる。この状況は、会社法学的にみれば、話題に事欠かないといえる。  まず、2011年9月に大王製紙の会長(当時)によるギャンブル資金の子会社からの不正借入れ事件、同年 […]

加藤恒忠(拓川)という人

松山大学法学部准教授 今村 暢好

 加藤恒忠(拓川)という人を御存知でしょうか?  加藤恒忠(号を拓川。以下、加藤拓川ないし拓川と称します。)は、松山大学の創設に尽力された方の1人です。ここでは、「坂の上の雲」の時代をその時代の人々と駆け抜けた加藤拓川を […]

そもそも「言葉」とは?「読む」とは?

松山大学法学部講師 伊藤 亮平

 皆さんは本を読んでいますか?  読書と聞くと、皆さんの中には夏休みの読書感想文がなかなか書けなくて苦労したという、ちょっと苦い経験を思い出す人もいるかもしれません。「面白かった」、もしくは「つまらなかった」という言葉以 […]

文学は架空世界に存在するのか

松山大学法学部准教授 新井 英夫

 文学は架空世界に存在し、社会状況などと全く繋がりを持たぬものであると思っていないでしょうか。今回はこの誤解について、小説『碾臼』を例に、お話ししたいと思います。  英国では1960年代後半から70年代の初めにかけて、「 […]

裁判制度が存在する理由

松山大学法学部教授 明照 博章

 最近、些細な行き違いから裁判沙汰に発展するケースが多くなってきたので、裁判制度(特に民事)が存在する理由について、考えてみたいと思います。  日常生活には、トラブルがつきものです。  Aは、期限が来ても、Bから借りた1 […]

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