Dihydrogen monoxide

松山大学准教授 松田龍彦  「問題解決能力を養え」「丸暗記はもう古い」等々、最近よく言われることではあります。では、どうすれば「自分で考える」ようになれるのでしょう。この短いコラムで語り切ることはおよそ無理でしょうから、 […]

「ユートピアン」と憲法

松山大学法学部准教授 牧本公明  私の学生時代の師が、大学を卒業する私達に送ってくれた言葉に「ユートピアン(夢想家)であり続ける」というものがある。「夢想家」という言葉は、師によるとフランスの思想家ルソーの晩年の著書であ […]

漫画『家栽の人』と私

松山大学法学部教授 古屋壮一 少年を良く眺めてください。 裁判所に悩む人がいなくなれば  裁判所は冷たい箱になってしまいます。 桑田義雄判事  桑田義雄判事は、漫画『家栽の人』(毛利甚八作、魚戸おさむ画)(小学館ビッグコ […]

なぜ、『法学部』なのか?

松山大学法学部教授 妹尾克敏 「いまさら、なにを」という声が聞こえてきそうではあるが、国内外の「大学」という社会制度にはなにゆえ、数えきれないほどの「学部」が存在しているのであろうか?そして、私自身が、なぜ50年ほど昔に […]

瀬戸内海の過去・現在・未来

松山大学法学部教授 槻木玲美  瀬戸内海と言えば、皆さん、綺麗で穏やかな海という印象をお持ちでしょうか。実はその昔、今から40年~50年前の瀬戸内海は、プランクトンの大発生で海が赤く染まる赤潮が頻発し、その影響で養殖魚が […]

コンディショニング

松山大学法学部准教授 樗木武治  みなさんは自分の実力を発揮できていますか?試験、試合、就職活動、仕事など自分の力を出すことが求められる場面もあると思います。  私の専門分野はスポーツ科学で『スポーツ選手のコンディショニ […]

民事判例現場めぐり(3)大阪アルカリ事件

松山大学法学部教授 銭偉栄  不法行為責任(民法709条)の成立要件の1つとして、故意または過失がある。民法典施行後、過失概念について、「主観的過失から客観的過失へ」または「過失の客観化」という変遷があった。その過程にお […]

2022年・言の葉のまちの秋に

松山大学法学部准教授 甲斐 朋香  「俳都・松山」の夏の終わりの風物詩ともいうべき俳句甲子園。今年は久しぶりに全国大会のお手伝いを(ほんの少しだけ)させて頂きました。ひたむきにことばと向き合い、試合を重ねる間にも伸びてゆ […]

無自覚を自覚する―自動車運転免許のはなし-

松山大学法学部教授 倉澤生雄  今でも、「時間のある大学生のうちに自動車の運転免許は取っておいたほうがいいよ」と言われたりするのでしょうか。読者の皆さんは、自動車の運転免許について、次のように考えていませんか。自動車の運 […]

儒学と企業組織論

松山大学法学部教授 王 原生  爽やかな秋、登山によい季節を迎えた。昨秋高縄山散策したことを思い出した。高縄山山頂付近「高縄寺」に大原観山先生の詩碑「遊高縄」が置かれている。詩碑背面の説明文に大原先生の略歴(大原観山は儒 […]

← 前のページ 次のページ →