立つ鳥跡を濁さず…

松山大学法学部教授 妹尾 克敏  今年度末を以って、34年間に及んだ松山大学法学部を退職させていただきます。想い起せば、一家5人で瀬戸大橋を渡ってきましたが、6箇月後の、来年3月末には、3人で故郷の岡山県に帰ることになり […]

この家、誰のもの? ―空き家の話―

松山大学法学部教授 倉澤生雄  私の自宅の近隣には、いくつか空き家がある。中には壁や屋根は崩れ落ち、敷地内には草木が生い茂っているものもある。「お隣さんは迷惑しているだろうな」と思いながら、その前を通り過ぎていく。  2 […]

「犬かうべからず」 ~「今堀いまぼり地下じげ掟」から~

松山大学法学部教授 遠藤 真治  猫派の人には申し訳ないが、犬の話をしようと思う。朝夕に限らず犬を連れて散歩する風景が見られる昨今、立派なペット葬場も誕生し家族の一員として犬・猫等を丁重に荼毘に付す時代を迎えている。そう […]

会社で一番偉いのは・・・?

松山大学法学部教授 内海淳一  さて、問題です。 社長、会長、取締役会議長、CEO、頭取、代表取締役、これら株式会社の役職者で一番偉いのは誰でしょう?  答えは、これと断定するのは非常に難しいですが、法律(会社法)的には […]

加藤拓川没後100年(松山大学創設100周年)

松山大学法学部教授 今村 暢好  松山大学は、2023年で創設100周年を迎え、同時に、本学園(当時は松山高等商業学校)の創設に尽力した人物の一人である加藤恒忠(号を拓川)は、没後100年を迎えました。  外交官として活 […]

中世ヨーロッパの恋愛裁判

松山大学法学部准教授 伊藤亮平  12世紀末、フランスの宮廷付司祭アンドレーアース・カペルラーヌスによって書かれたとされる„De Amore“ (慣例的に『宮廷風恋愛について』と訳されることが多いです)では、「愛とは何か […]

「中国茶」って何ですか?

松山大学法学部准教授 伊藤信哉 質問です。日本茶といえば「緑茶」。西洋のお茶(Tea)といえば「紅茶」。では「中国茶」といえば?  ....たくさんのみなさんが「ウーロン(烏龍)茶」と答えるのではないでしょうか。あるいは […]

法学部生の進路 ―― ゼミでの取り組み

松山大学法学部准教授 石橋英典  「法学部生なんだ。だったら、弁護士になるの?」  法学部生あるあるの一つとして、法学部以外の友人等からよく聞かれる質問です。もちろん、法学部生の中には法曹(裁判官・検察官・弁護士)を目指 […]

大学生は考える・被選挙権年齢の引き下げを

* 本稿は、ゼミ生の久保さんが、基礎演習IIの「今週の気になるニュース」コーナーでの報告レジュメを加筆修正したものです。掲載に当たり、憲法(人権)担当の牧本公明准教授にコメントをいただきました。(ゼミ担当教員:銭偉栄) […]

やりたいことが見つからない?(その2)*

松山大学法学部講師 安藤 津  やりたいことが「見つかった人」と「見つからない人」って、何が違うのでしょうね?異なる結果や現象があるならば、そこには必ず異なる要因がある、と考えるのが科学です。要因は様々あるでしょうが、そ […]

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